チョコレートの主な原材料
チョコレートの主な原材料は、チョコレートの色や独特の香り、ほのかな苦味などを感じさせる主原料となるカカオをはじめ、砂糖や黒糖、蜂蜜、アガペシロップなどの糖分、牛乳や生クリームといった乳製品など、製造メーカーやブランド、製品によって違いがあります。また、ウイスキー、ワインなどのアルコールやリキュールを加えたり、フルーツやナッツ、お米のパフなどをアクセントとして加えるタイプもあります。
一般的にはミルクのテイストを強調した円やかなタイプをミルクチョコレート、カカオ分を色濃く出したものをビターチョコレートと呼んでいますが、最近はさらにカカオ成分が高いハイカカオチョコレートも人気です。
また、市販のチョコレートを中心に保存料や光沢剤、乳化剤などの添加物が原材料に含まれることも少なくありません。チョコレートの表面がツヤツヤしたタイプのものがありますが、あれは光沢剤という添加物をつかっているためです。添加物が気になる方は、添加物が入らない、シンプルな材料のチョコレートを選ぶのがおすすめです。
最近はシンプルなチョコレートが選ばれている
最近はチョコレートの主原料であるカカオに含まれるカカオポリフェノールに血圧を抑制する作用がある、若返りにいいなどの理由から、健康の維持や増進のためにチョコレートを習慣的に食べる方も増えています。
かつてチョコレートは太る原因、体に悪いなどと言われていた時代とは大きな変化ですが、健康のためにチョコレートを食べるなら、ミルクなどの脂肪分や余計なものが含まれない、カカオ成分が高く、砂糖程度のシンプルな材料で作られたハイカカオチョコレートがおすすめです。
チョコレートで健康ブームが起きていることで、様々なハイカカオチョコレートが登場していますが、別の目的でもシンプルな原材料でチョコレート造りをするこだわりのチョコレート職人やメーカーも登場してきました。
なぜ、シンプルな原材料にするかというと、カカオ自体の風味や味わいを存分に楽しんで欲しいという想いがあるからです。カカオはどれも同じではなく、産地や気象条件、栽培法などによって味わいが異なるため、その味わいを感じられるよう最小限の砂糖だけで作るシンプルなチョコレートが近年話題を集めています。
カカオ豆の違いで味わいが変わる
チョコレートの原材料のカカオというと、どれも同じ味と思っていませんか。中にはカカオそのものが、甘くて美味しいチョコレートの味とイコールに考えている方も多いかもしれません。
ですが、カカオそのものは苦味があり、コーヒー豆のような感覚に近いということができます。かつて、フランスではカカオを薬代わりに活用していました。つまり、良薬は口に苦しという言葉が似合うように苦いのです。それを砂糖などの糖分やミルクなどの他の原材料を加えることで、甘くて美味しいチョコレートに仕上げるわけです。
しかも、カカオはただ苦いのではなく、種類や産地、気候や土壌の条件、農園での栽培の仕方などによって風味が全く違います。1つとして同じ風味はないと言われるほどで、ブドウやブルーベリーのようにフルーティーなもの、ハーブのように爽やかなもの、ナツメグやシナモンのようにスパイシーなもの、アーモンドのようにナッティーなものなどに分類することができます。
産地としては主にアフリカ、南アメリカ、東南アジアが有名です。アフリカのガーナをはじめ、南米のコロンビアやエクアドル、ペルー、ボリビア東南アジアのベトナムやカリブ海に浮かぶトリニダード・トバゴなど様々なところでカカオ豆が生産されています。さらにコロンビアの中でもシエラネバダ産やアラウカ産など、産地によっても違いが生まれるのです。コーヒー豆がブラジル、コロンビア、キリマンジャロなどで分類されて、それぞれ味わいが異なるように、カカオ豆も産地による味わいの違いがあります。
また、アルワコ族が栽培した独特のカカオが国際的なカカオの品評会で金賞をとるなど、民族に伝統する製法や栽培法などによっても違いが出るほか、同じ地域でも農園によって全く異なる風味が生まれるのがカカオ豆の特徴なのです。
カカオ豆というとチョコレートで一括され、どれも同じチョコの味に思えてしまいますが、もともとカカオ豆は果実です。分かりやすく例えるなら、日本で同じみかんでも愛媛産と和歌山産が異なるほか、青島や三ケ日など地域によっても味わいや栽培されている品種が異なり、さらに生産農家1つ1つによって甘い、酸っぱい、美味しい、高品質など味わいが異なるのと同じといえるでしょう。
お肉や魚、果物などは産地を気にしたり、ブランド化している産地を選ぶ方も多いことでしょう。ですが、チョコレートのカカオについては意識したことがある方はあまりいないかもしれません。これからはカカオの産地やどんな人が育てたのかにも想いを馳せながら、チョコレートを選んだり、味わってみてはいかがでしょうか。
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