注目すべきはカカオに含まれるポリフェノール
子供からお年寄りまでが大好きなチョコレートは、ただ甘くて美味しいだけではありません。実は健康向上につながる非常に多くの効果が認められているのです。
チョコレートはカカオ豆が主成分ですが、カカオに含まれるポリフェノールこそが注目すべき成分です。特にダークチョコレートは、ポリフェノールの含有量が多いので栄養効果も高いと言えます。ポリフェノールによって得られる健康へのメリットについて、見ていきましょう。
脳の活性化
脳の働きをサポートしているのは、BDNFと呼ばれるたんぱく質成分です。BDNFにより、人間は物事を学習したり記憶したりすることができるとされています。
人間がさらに高度な思考をするためには、このBDNFが上昇する必要があります。そしてBDNFの上昇のために大きな役割を果たしているのが、まさにポリフェノールなのです。
ポリフェノールを摂取することで、BDNFの値が上がり、脳の活性化につながります。試験勉強の際などにもチョコレートを食べると脳の働きが良くなると言われるのは、この効果によるものなのです。また認知症の予防にもチョコレートはおすすめの食べ物となっています。
血圧を下げてくれる
ポリフェノールには血管を広げる作用があります。血管が狭くなると血圧が上昇しやすくなりますが、チョコレートを食べることで血管が拡張されるので血圧が降下します。チョコレートは高血圧の予防にもつながるのです。
冷え性やむくみの改善にも
ポリフェノールを摂取すると、体内の血の巡りが良くなります。血流促進効果により体温が上昇するので、チョコレートは冷え性の人にも良い食べ物と言えそうです。
また冷えからのむくみに悩んでいる人にも、ポリフェノールはおすすめです。冷え性やむくみは女性に多い症状ですが、予防対策としてチョコレートの摂取も取り入れてみてはどうでしょうか。
動脈硬化を防ぐ
心臓疾患のひとつである動脈硬化は、死を招くこともある恐ろしい病気です。血管の壁が脆くなって傷が付くと、LDLコレステロールがその部分に侵入して酸化します。酸化したLDLコレステロールは、血管に脂質プラークを作り、その結果動脈硬化が起きるとされています。
つまり動脈硬化の原因は、LDLコレステロールの酸化にあるというわけですが、実はポリフェノールはLDLコレステロールの酸化を抑制する働きがあるのです。チョコレートを食べることで、動脈硬化を防いで心臓疾患から身を守ることができるでしょう。
抗酸化作用
ポリフェノールは抗酸化作用が高い物質です。人間の体は、活性酸素が増えることにより老化が進んでしまいます。
抗酸化作用が高いポリフェノールを摂ることで、活性酸を抑制してアンチエイジングにつながるでしょう。肌は勿論、髪の毛や血管など、若々しさを取り戻すためにもチョコレートは効果的な食べ物と言えるのです。
虫歯も防げる?!
ポリフェノールには、殺菌作用があることも分かっています。チョコレートを食べると、口の中の雑菌が減ると共に歯垢も付きにくくなります。その結果、虫歯ができにくい状態へと導いてくれるのです。
ただしチョコレートは糖分も多いので、食べ過ぎには気を付けましょう。また食べた後に歯を磨くこともお忘れなく。
ポリフェノール以外の栄養成分
チョコレートのカカオ豆には、ポリフェノール以外にも身体に良い成分が含まれています。特にカカオプロテイン、テオブロミンとアルギニンは健康向上に大きくつながる大切な成分です。
まずカカオプロテインはたんぱく質の一種です。この成分は、便秘の解消に良いとされます。便秘症の人の中には、便が固くて出にくいというタイプもあります。カカオプロテインを摂取することで便のカサが増して、さらに善玉菌のエサになってくれます。そうすることで腸内環境が整って便秘が改善されるのです。
次にテオブロミンは、セロトニンと呼ばれるホルモン分泌を活性化させる作用が認められています。セロトニンとは幸せホルモンであり、人間がリラックスするために必要なホルモンです。テオブロミンが含まれるチョコレートは、ストレスを緩和する効果もあるのです。
もうひとつのアルギニンは、疲労回復に役立つ成分として知られています。エナジードリンクなどにも含まれていますが、人の成長ホルモンを活発化させて元気に活動できるようにサポートしてくれるのです。免疫力の向上にも関わる成分です。イライラしているときやスポーツ後などにも、チョコレートを食べることでストレスの緩和や疲労回復ができると言えるでしょう。
カカオ含有率70%以上のチョコレートがおすすめ
このように、チョコレートには多くの健康効果があることが分かりました。より高い効果を得たいのであれば、チョコレートの選び方も大切です。
残念ながらホワイトチョコは、カカオ豆の含有量が少ないです。できればカカオ含有量70%以上のダークチョコを選びましょう。そうすれば、ポリフェノールの成分もしっかり含まれています。過剰摂取には気を付けながら、美味しく食べて健康向上につなげたいものです。
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