チョコレートの保存方法について

チョコレートコラム

チョコレートの種類や販売法と管理の仕方

チョコレートには大きく2種類のタイプがあり、スーパーやコンビニなどでも売られているような常温で保管できるタイプと、デパ地下などでよく見かける、バレンタインの季節に人気になる、冷蔵保管が基本の生チョコレートタイプがあります。

 

買ってきたチョコレートをすぐに食べずに保管する際には、それぞれの種類やパッケージに表示された保存方法を参考にしつつ、最適な状態をキープできるように工夫するのがおすすめです。

 

冷蔵保管が基本で賞味期限も短い生チョコレートは冷蔵庫へ入れます。本来は常温でも保管できるものの、販売時に冷蔵庫に入っていたものや、流通の過程で冷蔵便にて送られてきたようなものは、急激な温度変化で劣化するのを防ぐためにも、パッケージの表示方法によらず、冷蔵庫に入れるのがおすすめです。

 

また、すぐに食べない場合には、冷凍すれば長く美味しい状態をキープできます。これは常温保管ができるチョコレートをはじめ、生チョコレートでも同様です。

 

チョコレートの保存に最適な温度や環境とは

常温で保管できるタイプのチョコレートを買うと、パッケージには直射日光を避け、高温・多湿を避けて涼しい場所で保管してくださいといったお決まりの表現が目に留まります。もっとも、高温、多湿というのはどんな状態なのでしょうか。

 

その方の感じ方や地域、ご家庭の室内環境によっても異なるので、美味しく保存するための基準が気になります。チョコレートを美味しく保つための標準的な基準は、15℃から18℃で、湿度50%前後といわれています。日本でいえば、冬場ならそのまま室内に置いていても大丈夫ですが、夏場などはとてもではないですが、室内での常温保管は難しくなる温度帯です。

 

そのためか、チョコレートショップの中には同じ商品を発送するにしても、12月から2月ないし3月までの冬季は常温便での発送を行うものの、それ以外は冷蔵便で発送して、よい状態で届くようにしているお店も少なくありません。ご家庭であれば、15℃から18℃に保つには冷蔵庫での保管がベターという事になるでしょう。

 

保存するうえで気を付けたい事

冬場は室内の涼しいところや暖房を入れない部屋や廊下などの片隅に保管しておけば、最適な温度がキープできるかもしれません。冷蔵庫に入れた冷たいチョコレートは好きではないといった方や、冷蔵庫に入れると他の食品の臭いや冷蔵庫臭が気になるといった方は、涼しい時期には常温管理する方法もあります。

 

もっとも、冬場や涼しい季節、地域でも、直射日光が当たる場所をはじめ、暖房が入る部屋やモーターや家電製品がフル稼働する場所の近くなど、温度が高くなるような場所に置くのは避けましょう。

 

また、冷蔵庫に保存する場合は冷蔵庫臭や他の食品の臭いが移らないように袋などに入れてしっかりと密閉する事がおすすめです。包みを開けていないチョコレートなら紙の包みや箱などパッケージに入れたまま、冷凍保存バッグなどの密封性の高いビニール袋などに入れて、しっかりと口を閉じます。そのうえで、冷蔵庫の中でも15℃から18℃基本となる野菜室に保存するといいかもしれません。

 

賞味期限が短いものや、すぐには食べる機会がないという場合には同じように冷凍保存バッグなどで密封したうえで冷凍庫に保存しましょう。冷蔵や冷凍したものを美味しく食べるには、保存用に使ったビニール袋に入れたまま冷蔵庫から取り出し、室温で状態が戻るまで置いてから食べると美味しく召し上がれます。

 

なお、チョコレート本来の美味しさや風味を楽しむために、開封したもの、一度室温に戻したものは早めに食べきりましょう。常温の板チョコレートなどの食べかけや、食べきれない場合、ダイエット中などで一度に食べてしまうのは怖いという方は、ラップで包んで密封した後で冷凍保存バッグに入れて、冷蔵庫や冷凍庫で管理するのがおすすめです。

 

高温で放置したらどうなる?

チョコレートは保存性も高く、製造から1年や2年ほど保つものが多くなっています。そのため、災害時の保存食としてストックし、万が一の遭難などに備えて登山に持っていく方も少なくありません。

 

もっとも、常温で保管したまま、長く放置したり、忘れていたりすると、食べようと思って開封したときに、腐ったのか、カビたのかと衝撃的な状態になって驚いた経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

 

賞味期限は十分にあるのに、チョコレートの表面に白い斑点が現れ、全体的に白っぽくなる状態をブルーミングと呼びます。夏場に高温の場所に放置したり、冬場に暖房がガンガンの部屋に長く置いておいていたりしたときなど、温度・湿度の変化によって白く変色してしまうのです。チョコレートに含まれるカカオの脂肪分や乳製品の脂肪分、砂糖などが溶けて分離して浮き上がったようになり、表面が白くなります。

 

見た目には腐っている、カビたかのように見えますが、安全性は問題なく、食べても健康を害する心配はありません。ただし、本来の風味や味わい、美味しさは損なわれてしまうため、ブルーミングが起きないよう、涼しい場所や冷蔵庫で適切に管理しましょう。

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